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病棟との合同勉強会|リハ部

2021-10-05
当院の回復期病棟では看護師と病棟リハスタッフ共同で1回/2ヶ月の頻度で病棟勉強会を開催しています。
今回のテーマは【全介助を想定した移乗動作の介助方法について】です。
移乗動作には7つのポイントがあります。
①介助者の支持基底面を広くする
②患者様を介助との重心を近づける
③足や腰など大きな筋肉を使って動かす
④患者様の身体を球体に近づけベッドとの接触面積を小さくする
⑤介助者は膝を曲げ重心を低く落とし、前方に引きながら反動を使って重心移動で動かす⑦てこの原理を利用する
以上のポイントを押さえて、理学療法士が実技を交えながら実施しました。
当院では入院早期より積極的に離床を促し、座位での食事や排泄など日常生活が過ごせるよう日々リハビリを行っています。介助量が多い方にも同様に実施している為、介助方法が悪い状態で移乗動作を実施してしまうと、介助者への負担が強くなり腰痛や膝痛を認めてしまいます。そのためにも、全介助~中等度介助を要する患者様に対して、適切な介助方法で対応する必要があります。
上記のポイントを押さえながら実施することで、患者様の不安や苦痛などを減らすことと、介助者の腰痛予防や身体負担の軽減に繋がります。これからもボディメカニクスを専門としている理学療法士が率先し指導を続けていきます。

理学療法士 細木悠孝


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