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広報誌連載|溺愛さん

2021-01-30
溺愛さん〜広報誌2021年新春号より〜
広報誌で連載しております溺愛しているあれこれをご紹介するコーナー「溺愛さん」。最新号から、理学療法科 西野剛史さんのネイチャーアクアリウム、紙面の都合で文章削ってしまいましたので原文でお届けします。


ネイチャーアクアリウムとの出会い

水槽と出会ったきっかけは、6年くらい前に持病が悪化し自動車運転ができなくなりステイホームを余儀なくされた時でした。その日私はチャリンコに乗り大津町にあるカットサロンに出かけました。そう、髪を切りに。

そこで目にしたのはすごく鮮やかな水槽でした。

飲めるんじゃ?と思うくらい綺麗に濾過された水、添加されたCO2の上品な泡、そしてライトに照らされ光合成をしている水草達。それを横目に優雅に泳ぐ熱帯魚。苔を食べているエビ。私は…感動しました。「これは…なんだ?」そう思った時におっちゃんから「ネイチャーアクアリウム」と教えてもらいました。

理不尽な形でステイホームをしなくてはいけなくなった私は、その美しさに魅了されました。その日に熱帯魚屋さんに行きました。ネイチャーアクアリウムを始める為、取り敢えず店員さんに聞いて言いなりになりました。いざ始めるとなるとレイアウトを考えるのが難しい。ネイチャーアクアリウムは、自然の世界観を水槽という箱に収めなくてはなりません。どうすれば奥行きが出るのか石はどう置くのか、どうすれば綺麗に魅せることができるのか。…難しかったんでとりあえず石を置き、水草を植え、水を入れました。生態を入れるのには1週間程度水槽の水を濾過し、環境を整える必要があります。1週間後、熱帯魚を水槽に入れます。いきなり入れると熱帯魚もビックリして弱ってしまうので水合わせという作業をします。詳しくはGoogleで確認してください。

熱帯魚を入れ、水草に光合成をしていただく為にCO2を添加しました。初めてにしてはよくできたなどと自画自賛していましたが、時を過ごしていくと、見たことのない苔が出てきました。アオミドロでした。すぐに苔対策に入りました。ヤマトヌマエビというエビを大量に投入しました。苔はすっかりなくなり、満足していました。しかし、苔を取り去った後食べ物がなくなったエビたちが水草を食べ始めたのです。そんことあるのかと目を疑いましたが、彼ら(エビ)は私を嘲笑うかのようにムシャリムシャリを水草を食べていたのです。「よもやよもや、穴があったら入りたい。」すぐに代わりの餌を与えるようにしました。その後は順調に行きました。気を抜くとすぐに苔が発生します。全集中で対応します。苔にもいろいろな種類があります。苔との戦い水質チェックなどやることは沢山あります。それでも綺麗な自分だけの世界は何事にも変え難いものです。このご時世またも理不尽にステイホームをしなくてはならない時、どうでしょうネイチャーアクアリウム。始めてみてはいかがでしょうか?

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