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訪問リハ道中記「人生を学ぶ」

2022-11-10
カテゴリ:訪問リハ
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私が担当させて頂いている御利用者様の中で、最もご長寿であるHさんは96歳になられます。新型コロナ感染症罹患による入院を経て、退院後もベッドで寝ている生活が続いていることからの訪問リハ依頼でした。週2回の訪問を開始し、しばらくしてHさんから「手さげをまた作りよります」と話して下さいました。長男のお嫁さんからは、入院の大分前に手さげ作りはやめられていたとのことでした。   
会話の中で一番驚いたことは「裸眼で針に糸を通している」ことでした。ある日、テーブルの上を見ると、布の寸法を物差しで測り、はさみで切り、裏地を合わせ、待ち針でとめ、縫い針で縫っていく工程が一目でわかりました。少しずつではありますが、元の生活スタイルに近づいておられるようです。今では敷地内の草取りもできるようになっておられます。
訪問のたびごとにHさんから元気を、そして人生を学ばせて頂いています。今後もHさんに寄り添うことができたら幸せです。

訪問リハ 田中
     


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