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サルコペニア・栄養支援センターの論文が海外の脳卒中リハガイドラインで推奨されています
2026-09-01
カテゴリ:医療機関の方へ
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2026 米国心臓協会/米国脳卒中協会(AHA/ASA)「成人脳卒中リハビリテーション・回復ガイドライン」が公開され、
サルコペニア・栄養支援センターの論文が引用及び推奨論文として紹介されています。

解説)
栄養領域では、「亜急性期・慢性期の脳卒中関連嚥下障害患者に対する栄養支援は、機能的アウトカム改善に有効」と強く推奨されています(Class 1;非ランダム化研究に基づく中等度のエビデンス)。
推奨を直接支える3報(Refs 93–95)の1つとして、サルコペニア・栄養支援センターの研究 Shimazu, et al. Nutrition 2021 が引用され
本文でも「回復期リハでの頻回かつ個別化した栄養支援が、栄養状態・ADL・嚥下機能を改善した」と紹介されています。
脳卒中後の栄養管理は単なる低栄養対策ではなく嚥下と機能の回復を最大化するリハ栄養の構成要素として位置づけるべき時代になった、と読めます。

2026 米国心臓協会/米国脳卒中協会(AHA/ASA)「成人脳卒中リハビリテーション・回復ガイドライン」
2026 Guideline for Adult Stroke Rehabilitation and Recovery: A Guideline From the American Heart Association and American Stroke Association

論文はこちら
Shimazu S, Yoshimura Y, Kudo M, Nagano F, Bise T, Shiraishi A, Sunahara T.
Frequent and personalized nutritional support leads to improved nutritional status, activities of daily living, and dysphagia after stroke.
Nutrition. 2021 Mar;83:111091.
PubMed

論文解説)
入院中に管理栄養士が発行する食事箋の頻度や個別化が栄養状態を含む患者アウトカムと関連することを示した研究です。
解析対象は当院回復期リハ病棟に入院した脳卒中患者454人です。
3ヶ月間の入院中に患者あたり中央値5回の食事箋が発行されており、最も頻度が高かったのは「食事形態の変更」で、次に「エネルギー強化」や「たんぱく質強化」が続きました。
交絡因子を調整した多変量解析の結果、食事箋発行頻度は栄養状態の改善(骨格筋量増大)、FIM運動の利得、入院期間短縮と独立して関連していました。
頻回で個別化された栄養サポートはリハビリテーションのアウトカムを改善させる可能性が示唆されます。



サルコペニア・栄養支援センター
吉村 芳弘