論文掲載のお知らせ
2021-07-12
カテゴリ:医療機関の方へ
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サルコペニア・低栄養研究センターで指導・監修した新規の原著論文が出版されました。
サルコペニア・低栄養研究センターで指導・監修した新規の原著論文が出版されました。筆頭著者は当院歯科衛生士の白石さんです。
Improvement in Oral Health Enhances the Recovery of Activities of Daily Living and Dysphagia after Stroke
Improvement in Oral Health Enhances the Recovery of Activities of Daily Living and Dysphagia after Stroke
Shiraishi A, Yoshimura Y, Wakabayashi H, Nagano F, Bise B, Shimazu S
Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseases
Volume 30, Issue 9, September 2021, 105961
Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseases
Volume 30, Issue 9, September 2021, 105961
(解説)
回復期リハビリテーション病棟の脳卒中患者で、口腔状態が改善するとADLと嚥下障害がより改善するという医科歯科連携論文です。
入院時の口腔状態の悪化や機能障害は低栄養や嚥下障害だけでなく、ADL低下や合併症増加と関連することが知られています。
今回の研究では口腔状態の改善を入院中のROAG変化で定量化し、アウトカムをFIM運動とFILSとして、交絡因子を調整した多重回帰分析で検証しました。
結果として、ROAG改善は退院時のFIM運動スコアとFILSスコアと独立して関連していました。
口腔状態の改善はリハビリテーションのアウトカム改善を促進させる可能性が示唆されました。
回復期リハビリテーション病棟の脳卒中患者で、口腔状態が改善するとADLと嚥下障害がより改善するという医科歯科連携論文です。
入院時の口腔状態の悪化や機能障害は低栄養や嚥下障害だけでなく、ADL低下や合併症増加と関連することが知られています。
今回の研究では口腔状態の改善を入院中のROAG変化で定量化し、アウトカムをFIM運動とFILSとして、交絡因子を調整した多重回帰分析で検証しました。
結果として、ROAG改善は退院時のFIM運動スコアとFILSスコアと独立して関連していました。
口腔状態の改善はリハビリテーションのアウトカム改善を促進させる可能性が示唆されました。
リハビリテーション科 吉村芳弘