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論文掲載のお知らせ
2023-01-11
カテゴリ:医療機関の方へ
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新しい論文が掲載されました。
サルコペニア・低栄養研究センターより新規の原著論文が出版されました。筆頭著者は熊本リハビリテーション病院 木戸善文OTです。

Improvement in sarcopenia is positively associated with recovery of independence in urination and defecation in patients undergoing rehabilitation after a stroke

Kido Y, Yoshimura Y, Wakabayashi H, Nagano F, Matsumoto A, Bise T, Shimazu S, Shiraishi A.
Nutrition (2023).
https://t.co/gSGcEg1Cel
Volume 107, March 2023, 111944

https://doi.org/10.1016/j.nut.2022.111944
PubMed 後日掲載


(要旨)
失禁は高齢者に頻発しQOL低下と関連する。
サルコペニアはリハビリテーションを受ける患者さんに多くみられ、排尿・排便の予後と関連する。
今回、849名の脳卒中後回復期のサルコペニア患者を対象に後ろ向きコホート研究を行った。
結果として、入院中のサルコペニア改善は排尿自立に、筋力の改善は排便自立に有意に関連していた。
排泄が非自立のサルコペニア患者に対しては、従来のリハビリテーションに加えて集学的なサルコペニア治療を実施することが必要である。
          サルコペニア・低栄養研究センター 吉村芳弘