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熊本リハビリテーション病院が行う再生医療について
熊本リハビリテーション病院では、再生医療等安全性確保法に従い、厚生労働省九州厚生局への手続きと審査により、改善が難しい疾患に安全で有効な治療を行う再生医療提供施設として受理いただきました。2017年より重症虚血肢に対する脂肪組織由来再生幹細胞(ADRCs:Adipose Derived Regenerative Cells )を用いた血管新生療法を開始し、現在、重症虚血肢に加え、脊髄損傷、脳卒中後遺症、変形性膝関節症に対しての再生医療の承認を得、順次治療提供段階に進んでおります。

当院で行う再生医療の対象となる疾患

・重症虚血肢
・脊髄損傷
・脳卒中後遺症
・変形性膝関節症

再生医療等安全性確保法(2014年施行)を遵守した手続き
厚生労働省九州厚生局


1. 特定細胞加工物製造届 「FC7160019」 2016年10月11日
 ① 形成外科医の技術で安全な皮下脂肪吸引   (手術室で採取/製造)
 ② 脂肪組織由来再生幹細胞(抽出)        
2. 再生医療等提供計画受理(疾患名/計画番号/提供可能日)
 ① 重症虚血肢 (血管新生):       「PB7170006」 2017年10月 2日
 ② 脊髄損傷 (神経再生):         「PB7180012」 2018年 8月28日
 ③ 脳卒中後遺症 (神経再生):      「PB7180027」 2019年 3月27日
 ④ 変形性膝関節症 (疼痛緩和/悪化抑制):「PB7180028」 2019年 3月27日

ヒトの身体には成長のための再生能力や組織・臓器のもとになる「幹細胞」が存在しています。当院が行う再生医療で使用する細胞は、血管内皮前駆細胞や炎症を制御するマクロファージなどの様々な細胞を含む抽出細胞(ADRCs:脂肪組織由来再生幹細胞)であり(図1)、①損傷部位に集まる性質 ②炎症を抑える性質 ③損傷部位を修復する性質 ④免疫をコントロールする性質などがあります(図2・図3)。この「ADRCs」は患者様自身の皮下脂肪を専用機器を用いて抽出し適した方法で投与します。抽出した細胞を培養することなくすみやかに投与するため抽出当日に投与でき、自身の細胞を用いるため拒絶反応がないといったメリットがあります。
なお、本再生医療は保険外診療のため、治療費は全て患者様の負担となります。

図1

図2

図3