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論文掲載のお知らせ
2023-11-29
カテゴリ:医療機関の方へ
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新しい論文が掲載されました。
サルコペニア・低栄養研究センターより新規の原著論文が発表されました。
筆頭著者は小林大樹さん(日本海酒田リハビリテーション病院、管理栄養士)です。

Usefulness of the GLIM criteria to predict recovery of activities of daily living in older adults with post-acute stroke.
(急性脳卒中後の高齢者における日常生活動作の回復を予測するためのGLIM基準の有用性) 

Kobayashi D, Yoshimura Y, Mori T, Hashizume E.

J Stroke Cerebrovasc Dis. 2023 Oct 3;32(12):107345. PubMed
PubMed

ジャーナルwebsite



(解説)
本研究では、急性期脳卒中後リハビリテーションを受ける高齢患者におけるADL回復の予測におけるGLIM基準の有用性を検討しました。
結果として2つの知見が得られました。
第1に、GLIM基準を用いて診断されたベースラインの栄養不良はADL回復不良の予測因子でした。
第2に、食物摂取量の減少または同化の低下がGLIM基準の構成要素であり最良の機能的予後の予測因子でした。
GLIM基準を用いた栄養不良の同定はADL回復を予測するのに有用であることが示唆されました。
  
               サルコペニア・低栄養研究センター 吉村芳弘