論文掲載のお知らせ
2024-01-17
カテゴリ:医療機関の方へ
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新しい論文が掲載されました。
サルコペニア・低栄養研究センターより新規の原著論文が発表されましたのでご紹介します。筆頭著者は新潟医療福祉大学の阿部さん(理学療法士)です。
Applicability of the Diagnostic Criteria for Sarcopenic Obesity Defined by ESPEN/EASO Criteria in Acutely Admitted Patients with Stroke: Prevalence and Association with Outcomes.
(J Nutr Sci Vitaminol. 2023;69(6):454-462.)
PubMed https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38171818/
Applicability of the Diagnostic Criteria for Sarcopenic Obesity Defined by ESPEN/EASO Criteria in Acutely Admitted Patients with Stroke: Prevalence and Association with Outcomes.
(J Nutr Sci Vitaminol. 2023;69(6):454-462.)
PubMed https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38171818/
(解説)
サルコペニアかつ肥満が共存した病的状態をサルコペニア肥満とされていますが、統一した診断基準がまだありません。
この研究ではESPEN(欧州臨床栄養代謝学会)とEASO(欧州肥満学会)が共同で提言した診断基準を用いてサルコペニア肥満の妥当性を検証しました。
急性期脳卒中患者276人を対象としたところ、ESPEN/EASO診断基準のサルコペニアを11人(4人)に認めました。
このサルコペニア肥満は重要なアウトカム(ADL)との関連を認めませんでした。
サルコペニア・低栄養研究センター 吉村芳弘