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論文掲載のお知らせ
2021-03-30
カテゴリ:医療機関の方へ
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サルコペニア・低栄養研究センターで指導・監修した新規の原著論文が出版されました。
First authorは新潟大学地域医療教育センター魚沼基幹病院の佐藤陽一さん、センター長 吉村医師がcorresponding authorです。


Nutrition in the First Week after Stroke Is Associated with Discharge to Home.

Sato Y, Yoshimura Y, Abe T.
Nutrients. 2021; 13(3):943 https://doi.org/10.3390/nu13030943 


(サマリー)
本研究では脳卒中発症直後1週間の栄養管理とアウトカムの関連を後ろ向きコホート研究で検証した。
発症後1週間の平均エネルギー摂取量と自宅退院、退院時FIM運動との関連を多変量解析モデルを用いて交絡因子を調整し解析した。
重回帰分析では、エネルギー摂取量は退院時および自宅退院時のADLと独立して関連していた(オッズ比1.146)。
エネルギー摂取量のカットオフ値は20.7kcal/kg/dayであった。
急性期脳卒中患者のADL改善および自宅退院には、発症後1週間のエネルギー摂取量が影響する可能性がある。

リハビリテーション科 吉村芳弘