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論文掲載のお知らせ
2022-10-22
カテゴリ:医療機関の方へ
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新しい論文が掲載されました。
サルコペニア・低栄養研究センターより新規の原著論文が出版されました。筆頭著者は新潟の佐藤理学療法士、当院からは吉村医師、長野理学療法士、松本薬剤師が共同研究者となっています。

Relationship between trunk muscle mass and activities of daily living at discharge in acute stroke patients.
Sato Y, Yoshimura Y, Abe T, Nagano F, Matsumoto A.
Nutrition. 2022 Aug 24;103-104:111833.
PMID: 36174392
DOI: 10.1016/j.nut.2022.111833

(解説)
急性期の脳卒中患者データを用いたコホート研究です。
体組成分析を用いて四肢と体幹の筋肉量とアウトカムとの関連を検証しました。
結果として、体幹筋量は四肢骨格筋量よりADL改善と強く関連がありました。
一方で、セルフケア自立は体幹筋量とより関連しており、移乗自立は四肢骨格筋量とより関連していました。
アウトカムによって部位別の筋量への筋抵抗運動のアプローチが異なる可能性があります。
  
           サルコペニア・低栄養研究センター 吉村芳弘