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論文掲載のお知らせ
2022-12-23
カテゴリ:医療機関の方へ
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新しい論文が掲載されました。
サルコペニア・低栄養研究センターより新規の原著論文が出版されました。筆頭著者は新潟魚沼基幹病院のPT佐藤さんです。

Combination of High Energy Intake and Intensive Rehabilitation Is Associated with the Most Favorable Functional Recovery in Acute Stroke Patients with Sarcopenia.

Sato Y, Yoshimura Y, Abe T, Nagano F, Matsumoto A, Kokura Y, Momosaki R. 
Nutrients. 2022 Nov 10;14(22):4740.
(Open Access) 
PMID: 36432427 
DOI: 10.3390/nu14224740

(解説)
サルコペニア患者の要介護予防やADL改善には運動療法と栄養療法の併用が最も効果的である。
本研究では急性期のサルコペニアの脳卒中患者におけるADL改善に対するエネルギー摂取量とリハビリテーション時間の相乗効果を検討することを目的とした。
対象はサルコペニアと診断された急性期脳卒中患者140名(平均年齢82.6歳,男性67名)。
結果として、高リハ時間と高エネルギー摂取がFIM運動項目の獲得(FIM-motor gain)と最も強く関連していた。
この関連の強さは、高リハ時間や高エネルギー摂取それぞれ単独より強い関連だった。
急性期脳卒中サルコペニア患者のADL改善には十分なリハと栄養療法の併用が最も効果的であることが示唆される。

サルコペニア・低栄養研究センター 吉村芳弘

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