☆論文掲載のお知らせ☆
当院理学療法士　長野文彦さんが中心となって取り組みを行った研究が海外誌Journal of Stroke and Cerebrovascular Diseasesに掲載されましたのでお知らせいたします。

Muscle mass gain is positively associated with functional recovery in patients with sarcopenia after stroke
Fumihiko Nagano RPT; Yoshihiro Yoshimura, MD; Takahiro Bise, RPT; Sayuri Shimazu, RD; Ai Shiraishi, DH
Available online 16 June 2020. In Press

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（解説）
回復期リハビリテーションを行う脳卒中患者の約5割にサルコペニアを認めることが報告されています。
この研究では、サルコペニア患者では四肢骨格筋量が増加したほうが（変化なしまたは減少した場合に比べ）機能的予後が良好であることを示しました。
筋力の改善や体重増加をターゲットにした研究はリハビリテーション分野で報告されていますが、四肢骨格筋量にフォーカスした研究は乏しいです（少なくとも原著論文として報告がありません）。
サルコペニアや低体重の患者では治療的介入として高エネルギー高蛋白質の栄養介入やレジスタンストレーニングを積極的に行ったほうがよいと思われます。
吉村芳弘