回復期リハ病棟における取り組みについて
回復期リハビリテーション病棟では、早期ADL(日常生活動作)獲得に向け、患者様の状態変化に応じた訓練を行います。更にそれぞれの専門的立場から「できるADL」から「しているADL」へと結び付けていく事が重要です。当院ではその手段として、リハカンファレンスで決定したゴールを基に患者を中心としたチームアプローチを図るため、様々な取り組みを行っています。
※ADL(日常生活動作)
チームアプローチ
回復期リハスタッフの主な取り組み
1.病棟カンファレンス・ウォーキングカンファレンス
患者様の回復状況に合わせ、各部のチームで随時行います。
2.申し送りノート・リハボード
スタッフ間で正しく情報共有するだけでなく、ご家族への情報提供にも役立ちます。
3.早出・遅出
昼間に比べ、早朝や夕刻のADL(日常生活動作)の差がある場合、その改善のために行います。
4.訪問指導(家屋調査・退院前訪問指導・退院後訪問)
普段の生活状況を確認し、治療や訓練計画、退院後の生活環境整備を支援します。
5.退院時情報提供(退院時リハ指導・静止画)
自宅退院される際退院後もリハビリ成果の維持・向上を目的とした情報提供を行います。
6.摂食・嚥下
自食事に関する患者様との障害をチームで改善にあたります。
7.FIM
疾患ごとにFIM(機能的自立度評価法)でデーターを収集し、リハビリの質向上に役立てています。
8.高次脳機能
病気やケガによって脳機能の一部が低下した患者様の改善に向けて活動しています。