薬剤部について
当院は2019年3月1日より院外処方となりました
病院薬剤師は、病院における医薬品の適正使用・安全管理を担う専門分野としての役割を求められています。
当院薬剤部では、調剤・鑑査、医薬品情報管理、注射薬調剤、無菌調製、外来における手術前面談、入院患者さまのお薬説明・管理など、さまざまな業務を行っております。
また、ICT(Infection Control Team;感染制御チーム)、NST(Nutrition Support Team;栄養サポートチーム)などの活動にも積極的に参画しています。
これらのチーム医療の中で医師や看護師、その他医療スタッフからの問い合わせに常時対応し、薬学的視点に立ち、患者さまに対してより安全で有効な薬物療法を提供することにより、薬の適正使用に努めています。
お薬のことでご不明な点などありましたら、お気軽に薬剤師へご相談下さい。
当院薬剤部では、調剤・鑑査、医薬品情報管理、注射薬調剤、無菌調製、外来における手術前面談、入院患者さまのお薬説明・管理など、さまざまな業務を行っております。
また、ICT(Infection Control Team;感染制御チーム)、NST(Nutrition Support Team;栄養サポートチーム)などの活動にも積極的に参画しています。
これらのチーム医療の中で医師や看護師、その他医療スタッフからの問い合わせに常時対応し、薬学的視点に立ち、患者さまに対してより安全で有効な薬物療法を提供することにより、薬の適正使用に努めています。
お薬のことでご不明な点などありましたら、お気軽に薬剤師へご相談下さい。
薬剤部紹介(2024年6月現在)
薬剤師:7名 調剤助手:1名
*院外処方箋発行率:約95%
*院外処方箋発行率:約95%
*薬剤師の専門・認定状況
日病薬病院薬学認定薬剤師 | 3名 |
日本病院薬剤師会認定指導薬剤師 | 2名 |
日本化学療法学会認定抗菌化学療法認定薬剤師 | 1名 |
日本骨粗鬆症学会認定骨粗鬆症マネージャー | 1名 |
日本栄養治療学会認定NST専門療法士 | 1名 |
公認スポーツファーマシスト | 1名 |
衛生検査技師 | 2名 |
第一種衛生管理者 | 1名 |
日本薬剤師研修センター認定薬剤師 | 4名 |
調剤業務
調剤室では、入院患者さまと一部の外来患者さまの調剤・鑑査業務を行っています。
薬剤師は医師が処方したお薬について、薬の専門家として処方鑑査を行い、用法・用量が適正か、飲み合わせに問題がないか確認するなど、より安全で効果的な薬物治療をサポートします。
調剤されたお薬は別の薬剤師が最終鑑査を行うことで、患者さまが安心して服用できる体制をとっています。
個々の患者さまに合わせてお薬を提供するために、錠剤・カプセル剤が服用できない患者さまには散剤や水薬へ変更の提案を行ったり、お薬の数が多い患者さまには一包化を行うなど、アドヒアランスの向上に貢献しています。
医薬品管理業務
薬剤部では、内服薬・外用薬・注射薬など合わせて数百種類の医薬品を保管・管理しています。お薬の中には温度や湿度・光に注意が必要なものや、服用量を誤ると危険なものがあります。それらのお薬を適切に保管し、使用期限の管理を行うなどして、医薬品の安全性や品質保持に努めています。
医薬品情報管理業務(DI業務)
薬剤部には、医薬情報室という主に医薬品情報を取り扱う部屋があります。そこには医薬品情報管理者が専従で配置されており、医師や看護師、その他医療スタッフからの問い合わせなどに対応しています。
また、厚生労働省や医薬品メーカーによる医薬品安全対策情報やその他最新の医薬品情報を収集し、関係部署へ周知・伝達するなど、医薬品に係わる情報発信の場として重要な役割を担っています。
また、厚生労働省や医薬品メーカーによる医薬品安全対策情報やその他最新の医薬品情報を収集し、関係部署へ周知・伝達するなど、医薬品に係わる情報発信の場として重要な役割を担っています。
注射薬調剤業務
患者さまに処方された注射薬は、併用薬・配合変化・投与量・投与速度・投与方法などを薬剤師が確認し、患者さまに安全で適切に施用されるようにしています。
入院患者さまの注射薬は個人別にセットし、病棟へ払い出しています。
入院患者さまの注射薬は個人別にセットし、病棟へ払い出しています。
無菌調剤業務
【TPNの無菌調製】
TPNとは、Total Parenteral Nutrition(中心静脈栄養法)の略称で、高カロリー輸液とも呼ばれています。食事が摂れない患者さまに、必要な栄養を輸液(点滴)で補給する方法です。十分な栄養を投与するため、体の中心部にある太い血管(中心静脈)から投与する必要があります。
TPNとは、Total Parenteral Nutrition(中心静脈栄養法)の略称で、高カロリー輸液とも呼ばれています。食事が摂れない患者さまに、必要な栄養を輸液(点滴)で補給する方法です。十分な栄養を投与するため、体の中心部にある太い血管(中心静脈)から投与する必要があります。
近年では必要な栄養素の大部分を含んだ便利なキット製剤が汎用されていますが、キット製剤では対応できない疾患のTPN製剤を、薬剤部にある無菌室内のクリーンベンチという設備を用いて、無菌的に細心の注意を払って調製しています。
NST回診ではTPN投与中の患者さまについて各職種で検討を行い、薬剤師がTPNメニューを医師へ提案するなど、積極的に患者さまの栄養管理にも関わっています。
手術前面談(外来)
当院では、手術予定の患者さまに入院前に来院していただき、必要な検査等を行っています。その際に、薬剤師より患者さまと面談し、服用中のお薬内容や、アレルギー・副作用歴の確認などを行っています。
お薬の内容によっては、手術前に休薬する必要があるため、面談した内容を医師へ情報提供し、患者さまが安心して手術を受けられるようサポートしています。
お薬の内容によっては、手術前に休薬する必要があるため、面談した内容を医師へ情報提供し、患者さまが安心して手術を受けられるようサポートしています。
病棟薬剤業務
当院では、各病棟に専任の薬剤師を配置しています。
入院患者さまに対する最適な薬物療法の提案、医薬品適正使用の推進による治療の有効性と安全性の向上、病棟における医薬品に関するインシデント・アクシデントの減少、薬剤師の専門性を生かしたチーム医療の推進などを目的として、以下のような業務を行っています。
入院患者さまに対する最適な薬物療法の提案、医薬品適正使用の推進による治療の有効性と安全性の向上、病棟における医薬品に関するインシデント・アクシデントの減少、薬剤師の専門性を生かしたチーム医療の推進などを目的として、以下のような業務を行っています。
- 医薬品の投薬・注射状況の把握及び相互作用の確認
- 医師への処方提案や医師の代行入力
- ハイリスク薬投与前の説明及び副作用モニタリング
- 薬剤投与量などの計算
- 患者さまの入院時持参薬の確認及び服薬計画の提案
- 定期薬のセット業務
- 医薬品安全性情報等の情報提供
- 医療スタッフからの相談・応需
- 病棟における適正な医薬品保管・管理
- カンファレンス等他職種との連携 など
薬剤管理指導業務
薬剤管理指導業務は、主に患者さまへお薬が投与された後の薬剤管理を中心とした業務を行っています。患者さまを訪問し、薬の飲み方・使い方、薬の効果、副作用や注意点について説明しています。
病棟専任薬剤師は、お薬の説明だけでなく、薬の効果は得られているか、薬の副作用はないか、飲み合わせに問題はないかなど薬の専門家として評価・確認を行い、医師・看護師など他の医療スタッフと連携して、患者さまの病気の治療に取り組んでいます。
病棟専任薬剤師は、お薬の説明だけでなく、薬の効果は得られているか、薬の副作用はないか、飲み合わせに問題はないかなど薬の専門家として評価・確認を行い、医師・看護師など他の医療スタッフと連携して、患者さまの病気の治療に取り組んでいます。
チーム医療への参画
薬剤部では、抗菌化学療法認定薬剤師、NST専門療法士、日病薬病院薬学認定薬剤師などの資格を取得し、これらの専門性を生かしてICT、NST、リハビリカンファレンス、内科回診などのチーム医療へ積極的に参画しています。
特にNSTにおいては、当院はNST専門療法士認定教育施設であるため、県内・県外からのNST専門療法士受験希望者を対象として、年2回40時間の実地修練を開催しています。専門療法士である薬剤師もその講師を務めるなど、NSTチームの一員として重要な役割を果たしています。
特にNSTにおいては、当院はNST専門療法士認定教育施設であるため、県内・県外からのNST専門療法士受験希望者を対象として、年2回40時間の実地修練を開催しています。専門療法士である薬剤師もその講師を務めるなど、NSTチームの一員として重要な役割を果たしています。