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検査部

検査部について

検査部は、6名体制で業務を行っています。当院で行っている検査は、検尿・検血・生化学・リコール等の検体検査、心電図・肺機能・脳波・神経伝達速度・超音波検査・脈波等の生理検査などです。当院で行っていない細菌検査・病理検査・特殊検査は外注していますが、結果が返ってきたらその都度カルテにデータを取り込み、いつでも参照可能な状態にしています。また夜間帯および時間外の至急検査には、オンコール(呼び出し)で対応しており、必要なときにはいつでも検査ができる体制をとっております。
検体検査については年に2回、全国と県技師会の外部制度管理および年5回の県技師会標準化サーベイに提出して外部と測定値を比較し標準化を行っています。さらに内部精度管理も毎日実施して機器の整備・検査データの精度管理を行っています。生理検査においては日本超音波医学会による認定超音波検査士を循環器領域で2名、消化器領域で3名取得しております。私たち検査部は、常に迅速かつ正確なデータを患者様に提供することをモットーに、日々技術の向上に努めております。

主な検査

検体検査(血液・生化学・一般)

血液検査は、赤血球数、白血球数、ヘモグロビン濃度など貧血や炎症の検査、凝固機能の検査を行い、生化学検査は大型の自動分析装置を用いて、肝機能検査・腎機能検査・脂質検査などを測定しています。一般検査は尿検査 (蛋白、糖、赤血球の有無など)、便潜血検査(消化管出血の有無)、髄液検査などを行います。外来患者様の診察前検査は、採血後30分以内の報告に努めています。

心電図検査

心臓の筋肉が全身に血液を循環させるために拡張と収縮を繰り返すとき、微弱な活動電流が発生します。その変化を波形として記録し、その乱れから病気の兆候を読み取ろうとするのが心電図検査です。心臓全体のはたらきを調べることができ、心臓病の発見や診断、病状の把握、治療効果の確認、薬の副作用の発見などに欠かせない検査です。当院では循環器専門の医師による診断を行っています。

24時間心電図検査(ホルター心電図)

ホルター心電図は、小型軽量の装置を身につけて、日常生活中の24時間の心電図を記録して、これを解析して観察する検査です。日常生活でいつ起こるかわからない不整脈や狭心症発作の発見に有用です。

トレッドミル運動負荷心電図検査

トレッドミル負荷心電図は、心電図と血圧計を装着したままベルトコンベアの上を歩いていただき、心臓に負荷をかけながら心電図を記録していく検査です。ベルトの傾斜と速度を一定時間ごとに増加することで負荷量を設定し、走行運動することで心筋虚血や運動誘発性不整脈の検出、運動耐容能を評価する負荷方法です。検査所要時間は約30分で、負荷前後の心電図変化や症状の有無などから総合的に判定します。

脈波検査

動脈の硬さや下肢動脈の狭窄または閉塞の早期発見・診断・治療効果など動脈硬化の総合的な評価を行なうための検査です。検査はベッドに休んでリラックスしていただきます。自動血圧計測定と同様、加圧し徐々に減圧します。衣服の着替えを含め10分程度で終わります。

肺機能検査

スパイロメーターという機械を使って、肺の容積や空気を出し入れする換気機能のレベル(肺活量・努力性肺活量など)を調べ、換気機能障害の有無を検索します。又,全身麻酔で手術を行なう場合にも検査を行ない、麻酔や手術時の呼吸管理が安全に行なえるかどうかの判定をしています。

超音波検査

超音波検査(エコー検査)は、人の耳に聞こえないほどの高周波数の超音波を使って体の中の病気を調べる検査です。検査する対象臓器の皮膚面にゼリーを塗り、探触子という超音波を送受診する器具を直接当てて検査します。痛みはなく非侵襲的で何度でも繰り返し行うことができます。当院では、心エコー、腹部エコー、頸部血管エコー、下肢動静脈エコー、表在エコーなどを行っています。

脳波

頭に数十個の電極を取り付け、脳から出る微弱な電波を測定します。症状には出ない軽い意識障害を見つけようとするとき、てんかんが疑われるときなどに行います。個人差はありますが、約30分程度の検査になります。

筋電図検査

神経伝導検査や体性感覚誘発電位等の検査を行っています。
神経伝導検査とは末梢神経が伝達する速度を測定する検査で、運動障害や知覚障害の原因が末梢神経によるものか、また神経障害の部位や程度を検索します。
検査部位に電極をつけ、神経に低周波のような弱い電気刺激を行います。検査時、個人差もありますが検査部位により痛みを強く感じる場合があります。所要時間は通常30分程度ですが、病状や検査部位により異なります。特別な場合、1時間以上かかる事もあります。

輸血関連

手術・出血・重度貧血等で輸血が必要な患者様の血液型、不規則性抗体の有無、及び血液製剤と適合するか否かの交差試験を行います。また当院では、出血が予想される手術の場合、手術内容や患者様の状態に応じて、術前に自己血の貯血も行っています。
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