脳血管疾患等リハビリテーションについて
脳卒中や難病疾患等の方に対するリハビリテーションを実施し、入院直後からリスク管理(血圧・脈拍・体内酸素の取り入れ状態・呼吸状態の確認)を行いながら早期坐位、早期離床を促して日常生活動作の獲得と社会復帰を目指します。
手・足の機能回復練習
手・足の麻痺の回復を図る練習や関節を動かしたり筋力増強などの機能回復の練習をします。
ベッド上動作練習・起き上がり練習
寝ている状態から起き上がる練習を行ないます。
起き上がり動作を早期に獲得し、寝たきりを防ぎます。
起き上がり動作を早期に獲得し、寝たきりを防ぎます。
坐位練習
安定して坐る練習を行います。日中は臥床しないで、夜間はしっかりと眠るといった生活リズムを早期に整えます。
床からの立ち上がり練習
日本家屋では畳生活が中心となります。畳に立ったり座ったりの動作が出来るように練習します。
移乗動作練習
車椅子とベッド間の乗り移りの練習を行ないます。ベッドから車椅子への乗り移りをスムーズにし、日中はベッドから離れて生活出来るようにします。
起立練習
日常生活では自分で立ったり座ったりすることが出来ないと困る事が多くあります。例えば、歩行やトイレ動作などです。当院では一日200回を目標に起立練習を実施しております。この起立練習は日常生活動作の改善に非常に効果的であると脳卒中治療ガイドラインでも強く勧められています。
肋木や病棟の手すり等を使用して立ちしゃがみの練習をします。
これにより、両足の力をつけ、歩行や日常生活動作の獲得につなげます。
肋木や病棟の手すり等を使用して立ちしゃがみの練習をします。
これにより、両足の力をつけ、歩行や日常生活動作の獲得につなげます。
車椅子駆動練習
動きの良い側の手と足を使って、車椅子をこぐ練習をします。
歩くのが困難な方は歩行練習と併用して、車椅子を使った実用的な移動手段を獲得します。
歩くのが困難な方は歩行練習と併用して、車椅子を使った実用的な移動手段を獲得します。
平行棒内歩行練習
麻痺のある足は踏ん張ったり、足を出したりするのが困難です。そのため、力のない入院初期は、金属固定の装具(金属支柱付長下肢装具、金属支柱付短下肢装具)を使用し、平行棒内で歩く練習をします。足の踏ん張りや振り出しが出来るようになると、軽量の簡易的な装具へ移行していきます。
杖歩行練習
足の力がついてくると平行棒から出て、杖(一本杖、多点杖など)を利用し、病棟や屋内・外などで歩く練習をします。
一人で歩くのが困難な場合は、病棟看護師と一緒に歩く練習も行い、練習の機会を多く作ります。
一人で歩くのが困難な場合は、病棟看護師と一緒に歩く練習も行い、練習の機会を多く作ります。
階段昇降練習
階段昇降練習は、麻痺が重度な頃から開始します。
こうする事で麻痺のない足の力をつけたり、体の使い方を練習するのに、とても有効です。
退院後を想定し、階段を上ったり下りたり等、応用歩行の練習をします。また屋外、坂道、悪路等の場所も歩く練習をします。
こうする事で麻痺のない足の力をつけたり、体の使い方を練習するのに、とても有効です。
退院後を想定し、階段を上ったり下りたり等、応用歩行の練習をします。また屋外、坂道、悪路等の場所も歩く練習をします。
車椅子でのペダリング
ペダリング練習は、歩行時と同じ筋活動ですので、歩行のレベルアップに効果があります。