生活リハセンターについて
「地域包括ケアシステム」ということばを聞いたことがありますか?
疾病があっても住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けること、そしてそれを地域で支えるしくみのことです。
まだそんなことばがなかったころから、当院には患者様の退院後の生活を支えるためのしくみがありました。
2001年、熊本リハビリテーション病院だけでなく、関連する在宅部門の横の連携を強化する目的で「在宅ケアセンター」がスタートしました。リハビリテーション医療の一環である病院の在宅支援部門と介護保険関連事業所である訪問系サービス部門などが協働して、すべてのご利用者様にと題してより良いサービスを提供することを心がけてきました。
そして、2020年度より地域包括ケアシステムをさらに推進するため、「生活リハセンター」を創設しました。
医療・介護・予防・住まい・生活支援に関する相談や支援を一体的に行います。
これまでの訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーション、通所リハビリテーション、居宅介護支援事業所での活動に地域リハビリテーション部門による健康増進や介護予防が加わりました。
医療と介護の垣根を越えて連携することで、自分らしく幸せに活き活きとした生活を送っていただけるためのお手伝いをさせていただきます。
また、あまり表には出ませんが、地域の医療・介護職への専門的知識や技術習得支援をこれからも行います。
病気やけがによる障害を持つ人や介護が必要な人だけでなく、地域住民の皆さまにとっても身近な相談窓口として活動してまいりますので、これからもよろしくお願いします。