R3年度 第3回運動器勉強会を開催しました|リハ部
2022-02-12
カテゴリ:リハ部
注目オススメ
今回のテーマは「肩」です!
第1章「上腕骨近位端骨折~ロッキングプレート固定術と可動域制限」 田上郷史PT
臨床の中で上腕骨骨折の患者さんの上肢拳上に難渋する例を度々経験する事があります。
今回、ロッキングプレート術の説明があり、術後可動域制限と考えられる因子として、
プレート挿入位置、腱板疎部・周囲の損傷、三角筋前部繊維や肩峰下滑液胞前後の切離、不動による広背筋や大円筋等の短縮など、再確認することが出来ました。
臨床の中で上腕骨骨折の患者さんの上肢拳上に難渋する例を度々経験する事があります。
今回、ロッキングプレート術の説明があり、術後可動域制限と考えられる因子として、
プレート挿入位置、腱板疎部・周囲の損傷、三角筋前部繊維や肩峰下滑液胞前後の切離、不動による広背筋や大円筋等の短縮など、再確認することが出来ました。
第2章「肩関節周囲炎に対する物理療法介入の検討」 福本優作PT
肩関節周囲炎の理学療法診療ガイドライン(2011)では、レーザー療法のみ効果が認められていました。
しかし、最新のガイドラインは現在作成中ですが、多くの文献で効果が取り上げられてきています。本来リハビリは「運動療法」と「物理療法」の大きく2種類に分けられ、物理療法を用いながら運動療法を実践する事が勧められています。今回、温熱・非温熱の超音波療法や、電気刺激と自動運動の併用、干渉低周波とストレッチの相乗効果など、様々な文献が紹介されました。その中で、周波数や出力、照射時間など、物理療法の基本を再度理解する必要性を強く感じました。また、肩関節周囲炎の評価に関して、心理的・精神的配慮の必要性が話され、肩の患者さんは、無駄に力が入っている状態の方が多く、体表に施す圧迫はできるだけ軽微な圧迫に留め、そこからゆっくり圧迫を弛めるといった繊細な操作が必要との話もあり、早速臨床で活用したいと思います。 (PT今泉)
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