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☆作業療法科 参加活動班:作業療法ってどんなことをしているの?~シリーズ4:日課と楽しみ(新聞読み)|リハ部

2024-02-07
カテゴリ:リハ部
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今回の作業療法場面の紹介は「日課と楽しみ(新聞読み)」です。

作業療法は入院前の1日を詳しく知り、その人らしい生きがいや楽しみを再構築していく支援をしています。今回紹介する方は元々一人暮らしで、新聞を読むことが日課だったそうです。
「新聞を読む」という作業には、「読む」という動作だけでなく、“靴を履く” “玄関のドアを開ける” “郵便受けまで歩いていく” ”ポストを開け新聞を取る”など様々な作業が重なり合い、成り立っています。1つ1つ作業を細かく分け、分析します。また、新聞を読むために自宅生活の中で、どういった工程で、どのような環境や時間で行っているか本人に確認しトレーニングへと繋げていきます。

写真は、実際に新聞を声に出し読まれているところです。入院生活では、自宅での生活とは違い、日付や曜日の感覚が分かりにくくなりがちです。入院前からの日課を行うことで、生活リズムの改善も目的としています。新聞を読むことで、本人と地域や社会に関する話ができたり、意欲的に取り組まれる姿が見られるようになりました。
自宅退院後も同様に楽しみや日課があることでその人らしく生活できるよう支援していきたいです。
OT山内
※写真の掲載に関してはご本人より承諾を得ています。


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