訪問リハ道中記「自助具」
2025-05-10
カテゴリ:訪問リハ
注目オススメNEW
皆さんは食事をする際、お箸やスプーン、フォークなど使用し食べられると思います。食事を「自分で食べる」ことは当たり前、とあまり気に留めることはないのではありませんか?
H様は筋肉が弱くなる病気で、自分で口まで食物を運ぶことが困難です。腕をテーブルに乗せてもらい、スプーンにのせた食物を手首を内側に返しながら口を近づけて食べていると伺っていました。今回、その食事動作が少しでも楽になるようにと、百円ショップで販売の「右手用スプーン」と持ち手を大きくするために、「自転車のブレーキカバー」を使用し「自助具」を作成しました。現在試用中ですが、H様に満足いただける食事が出来るよう今後も考えていきます。
訪問リハでは、ご利用者様の生活に関するお困りごとの相談、解決も行っています。
※「自助具」とは、体が不自由な人が自立した快適な生活を送るために、日常の生活動作を少しでもやりやすく、またできないことを可能な限り自分でできるように工夫した道具のこと
文責:訪問リハ 那須
H様は筋肉が弱くなる病気で、自分で口まで食物を運ぶことが困難です。腕をテーブルに乗せてもらい、スプーンにのせた食物を手首を内側に返しながら口を近づけて食べていると伺っていました。今回、その食事動作が少しでも楽になるようにと、百円ショップで販売の「右手用スプーン」と持ち手を大きくするために、「自転車のブレーキカバー」を使用し「自助具」を作成しました。現在試用中ですが、H様に満足いただける食事が出来るよう今後も考えていきます。
訪問リハでは、ご利用者様の生活に関するお困りごとの相談、解決も行っています。
※「自助具」とは、体が不自由な人が自立した快適な生活を送るために、日常の生活動作を少しでもやりやすく、またできないことを可能な限り自分でできるように工夫した道具のこと
文責:訪問リハ 那須

訪問リハ道中記「趣味活動で季節の変わり目も乗り越えよう」
2025-04-25
カテゴリ:訪問リハ
注目オススメ
今年は春の陽気と共に桜の花が爛漫と咲く頃、一時的に寒さがぶり返す「花冷え」を感じた季節でした。そろそろ衣替えをと季節の変わり目を感じている今日この頃です。
新年度を迎えると、私は今年何を頑張ってみようかなと毎度考えます。休みの日はゆっくり過ごしてしまいがちなので新しい「趣味」を見つけてみたいなと思っています。私が訪問しているO様は余暇活動として毎日朝ドラの鑑賞を日課にされていたり趣味の塗り絵に取り組まれていたりされています。お部屋には塗り絵の作品が飾ってありその色遣いに毎回目を惹かれてしまいます。
実は塗り絵は様々なメリットがあると言われています。どういう絵なのかどんな色で塗ろうかなど脳全体を使って描き、黙々と集中して描くことで自然と深い呼吸になりリラックスするため自律神経が整うという効果があるようです。
4月は季節の変わり目で、自律神経の乱れが起こりやすいと言われています。お外で気分転換できない時は塗り絵などでおうち時間も楽しめたら良いですね。
訪問リハ 米川
新年度を迎えると、私は今年何を頑張ってみようかなと毎度考えます。休みの日はゆっくり過ごしてしまいがちなので新しい「趣味」を見つけてみたいなと思っています。私が訪問しているO様は余暇活動として毎日朝ドラの鑑賞を日課にされていたり趣味の塗り絵に取り組まれていたりされています。お部屋には塗り絵の作品が飾ってありその色遣いに毎回目を惹かれてしまいます。
実は塗り絵は様々なメリットがあると言われています。どういう絵なのかどんな色で塗ろうかなど脳全体を使って描き、黙々と集中して描くことで自然と深い呼吸になりリラックスするため自律神経が整うという効果があるようです。
4月は季節の変わり目で、自律神経の乱れが起こりやすいと言われています。お外で気分転換できない時は塗り絵などでおうち時間も楽しめたら良いですね。
訪問リハ 米川

☆理学療法科 運動器勉強会☆|リハ部
2025-04-17
カテゴリ:リハ部
注目オススメ
R7年3月の運動器勉強会:「疼痛管理~患者教育を中心に~」
運動器勉強会を開催しました。テーマは「疼痛管理~患者教育を中心に~」です。
今回の勉強会は、①術後の疼痛管理に関する患者教育の視点、②慢性疼痛患者の教育に対する疼痛管理の視点、③行動経済学の知識を患者教育に活かす視点の、3つの要素から構成しておりました。術後の患者教育では、術後の循環や交感神経などの生理学的な変化にフォーカスして、それに対して理学療法士として何ができるかを考え学びました。
行動経済学は産業保健でも活用されており、その中でもナッジ理論に焦点を当て説明しました。最後の慢性疼痛患者の患者教育では、認知行動療法の一つとしていきいきリハビリノートについて説明しました。 PT 古川 繁
運動器勉強会を開催しました。テーマは「疼痛管理~患者教育を中心に~」です。
今回の勉強会は、①術後の疼痛管理に関する患者教育の視点、②慢性疼痛患者の教育に対する疼痛管理の視点、③行動経済学の知識を患者教育に活かす視点の、3つの要素から構成しておりました。術後の患者教育では、術後の循環や交感神経などの生理学的な変化にフォーカスして、それに対して理学療法士として何ができるかを考え学びました。
行動経済学は産業保健でも活用されており、その中でもナッジ理論に焦点を当て説明しました。最後の慢性疼痛患者の患者教育では、認知行動療法の一つとしていきいきリハビリノートについて説明しました。 PT 古川 繁

訪問リハ道中記「在宅生活をいきいきと」
2025-03-28
カテゴリ:訪問リハ
注目オススメ
訪問リハを約3年ご利用頂いているK様です。突然の頚髄損傷で自力では動くことができなくなられました。通所リハで外出の機会もありますが、ご自宅ではベッド上で過ごすことが多い生活です。受傷前は、ゴルフをしたり、地域活動へ参加されるなど活動的な方でした。スポーツ観戦などもとてもお好きであることから、自宅でも極力「起きて」TV視聴できたらと、フランスベッドの「マルチポジションベッド」を導入しました。
K様も「寝心地と座り心地がとてもよく、2~3時間程、映画や相撲などのTV視聴を楽しんでます。」と満足のお声がきかれました。
これからもご利用者様に寄り添い、在宅生活のQOL(生活の質)向上に努めていきたいと思います。
文責 訪問リハ 那須
K様も「寝心地と座り心地がとてもよく、2~3時間程、映画や相撲などのTV視聴を楽しんでます。」と満足のお声がきかれました。
これからもご利用者様に寄り添い、在宅生活のQOL(生活の質)向上に努めていきたいと思います。
文責 訪問リハ 那須

訪問リハ道中記「あたたかくなったら」
2025-03-24
カテゴリ:訪問リハ
注目オススメ
こんにちは。あっという間に3月半ばです。
今季の冬は冷え込みが厳しく、寒い日が多かったですね。
「寒いといかん、身体が動かん」「寒いけん散歩もいかれん」と運動や外出を控えるご利用もいらっしゃいました。
少しずつ冷え込みが緩み、昼間にあたたかな日が差すようなってくると、「あたたかくなったらもう少し先まで散歩にいきたい」「あたたくなったら歯医者にいって入れ歯を作り直す」とやりたいことを話され、近づく春に前向きなことばがきかれるようになってきました。
活動しやすい時期にやりたいことが実現できるように訪問リハでの支援を継続します。
写真はそんなご利用者の訪問道中に見かけた梅の花です。山の深緑の景色の中に白とピンクが映えていました。各地の桜の名所もそろそろ開花でしょうか。待ち遠しいですね。
訪問リハ 作本
今季の冬は冷え込みが厳しく、寒い日が多かったですね。
「寒いといかん、身体が動かん」「寒いけん散歩もいかれん」と運動や外出を控えるご利用もいらっしゃいました。
少しずつ冷え込みが緩み、昼間にあたたかな日が差すようなってくると、「あたたかくなったらもう少し先まで散歩にいきたい」「あたたくなったら歯医者にいって入れ歯を作り直す」とやりたいことを話され、近づく春に前向きなことばがきかれるようになってきました。
活動しやすい時期にやりたいことが実現できるように訪問リハでの支援を継続します。
写真はそんなご利用者の訪問道中に見かけた梅の花です。山の深緑の景色の中に白とピンクが映えていました。各地の桜の名所もそろそろ開花でしょうか。待ち遠しいですね。
訪問リハ 作本

訪問リハ道中記「春の訪れ」
2025-03-18
カテゴリ:訪問リハ
注目オススメ
3月に入りまだ朝方は冷えることはありますが、春の訪れを感じるようになりました。訪問先の庭先にはしだれ梅の花が咲き、毎年早く咲くことで有名な場所では桜が咲いており、平日にも関わらずたくさんの花見客が訪れていました。
これからの季節、寒暖差や花粉症で体調を壊したり、そろそろ黄砂も気にしなくてはいけない時期です。しっかり睡眠を取り体調を整えながら生活していきましょう。
訪問リハ 髙野
これからの季節、寒暖差や花粉症で体調を壊したり、そろそろ黄砂も気にしなくてはいけない時期です。しっかり睡眠を取り体調を整えながら生活していきましょう。
訪問リハ 髙野

☆相撲甚句☆|リハ部
2025-03-15
カテゴリ:リハ部
注目オススメ
当院の相撲甚句を作成してくださいました!
『相撲甚句』(すもうじんく)とは、大相撲の地方巡業や神社への奉納相撲などで披露される七五調の囃子(はやし)歌です。
この相撲甚句を作成してくださったIさんは、昔から甚句を作成・披露されており、県内各地で行われる式典や文化ホールなどでも唄われていたとのことです。
今回、当院へ入院されたご縁もあり、病院から見える風景や近隣の地名を織り込んだ甚句を作ってくださいました。
素晴らしい達筆!併せて、『四方の眺めも天下一、リハビリ治療も天下一』と唄ってくださいました!私たちにとって、この上ない喜びです!
今回のご縁に感謝するとともに、この甚句に恥じないよう、日々更なる研鑽に努めて参りたいと思います。
(OT-M)
『相撲甚句』(すもうじんく)とは、大相撲の地方巡業や神社への奉納相撲などで披露される七五調の囃子(はやし)歌です。
この相撲甚句を作成してくださったIさんは、昔から甚句を作成・披露されており、県内各地で行われる式典や文化ホールなどでも唄われていたとのことです。
今回、当院へ入院されたご縁もあり、病院から見える風景や近隣の地名を織り込んだ甚句を作ってくださいました。
素晴らしい達筆!併せて、『四方の眺めも天下一、リハビリ治療も天下一』と唄ってくださいました!私たちにとって、この上ない喜びです!
今回のご縁に感謝するとともに、この甚句に恥じないよう、日々更なる研鑽に努めて参りたいと思います。
(OT-M)

☆理学療法科 運動器勉強会☆|リハ部
2025-03-07
カテゴリ:リハ部
注目オススメ
2月19日に(水)に、定例の運動器勉強会を開催しました。
テーマは「疼痛に対する理学療法」です。
今回は、一般病棟所属の寺川智PT、冨岡由子PTが「急性痛」に対する理学療法を、回復期病棟所属の緒方祐史PT、緒方美湖PTが「慢性痛」に対する理学療法について発表しました。
私たち理学療法士が患者様と関わる中で頻繁に直面し、悩む機会の多い疼痛に対して、どのように考えアプローチしていくと良いのか、ガイドラインを含め深掘りし、紹介しました。
急性痛に対しては、障害部位の治療を進め、疼痛を長引かせない事を基本軸とし、物理療法のアイシングに対する賛否両論の意見、経皮的電気刺激療法のメカニズムや適応、運動療法について紹介しました。
慢性痛に対しては、痛みに固執せず、ADLやQOLの向上に努めることを基本軸とし、運動と鎮痛効果の関係や、認知行動療法の臨床での活かし方を紹介しました。
疼痛は時期に応じて介入の仕方を変えていく必要があります。勉強会の内容を踏まえ、目の前の患者様に対して、少しでも早期に疼痛が改善するよう関わっていきます。
PT緒方美湖
テーマは「疼痛に対する理学療法」です。
今回は、一般病棟所属の寺川智PT、冨岡由子PTが「急性痛」に対する理学療法を、回復期病棟所属の緒方祐史PT、緒方美湖PTが「慢性痛」に対する理学療法について発表しました。
私たち理学療法士が患者様と関わる中で頻繁に直面し、悩む機会の多い疼痛に対して、どのように考えアプローチしていくと良いのか、ガイドラインを含め深掘りし、紹介しました。
急性痛に対しては、障害部位の治療を進め、疼痛を長引かせない事を基本軸とし、物理療法のアイシングに対する賛否両論の意見、経皮的電気刺激療法のメカニズムや適応、運動療法について紹介しました。
慢性痛に対しては、痛みに固執せず、ADLやQOLの向上に努めることを基本軸とし、運動と鎮痛効果の関係や、認知行動療法の臨床での活かし方を紹介しました。
疼痛は時期に応じて介入の仕方を変えていく必要があります。勉強会の内容を踏まえ、目の前の患者様に対して、少しでも早期に疼痛が改善するよう関わっていきます。
PT緒方美湖

看護研究発表会
2025-02-20
カテゴリ:看護部
注目オススメ
今年も看護部は研究発表会を行いました。
1年間の取組の成果を発表する場です。
今回の演題は、せん妄予防活動の内容の評価と、洗面台での口腔ケアの実施向上のための取り組みでした。
日々の取り組みがスキルと意識向上につながっているのを実感します。
忙しい中業務改善や看護研究に取り組んでいるスタッフに感謝します。

野球部優勝★
2025-01-16
注目オススメ
ちょっとご報告が遅くなりましたが!
熊リハ野球部、第30回熊日旗争奪ナイター野球大会で見事優勝しました
日頃の練習の甲斐ありなんと念願の初優勝です
院内でも表彰していただきました。
連覇できるようこれからも頑張ります笑

訪問リハ道中記「一年の計は元旦にあり」
2025-01-14
カテゴリ:訪問リハ
注目オススメ
ご利用者の記事が熊日新聞(2025.1.6)に掲載されていました。NPO法人が認定する「障害平等研修ファシリテーター」の資格を取得し、ワークショップで初めてファシリテーターを担ったという内容です。記事は~社会に無意識の壁ある~の見出しで、障がいとは何かを参加者と考え、「障がいがどこにあるのか考え続けてほしい」という言葉で締めくくられたとありました。
実を言うと、この記事は私が目にとめたものではなく、別の利用者から情報を受けました。掲載記事の顔写真の頼もしい表情に、私自身「頑張らなきゃ」という気持ちにさせられました。さて、私の一年の計は「丁寧な生活をする」です。昨年は令和6年度介護報酬改定の対策で慌ただしい一年となってしまいました。当たり前のことですが、ペースを乱さず、今までのこと、新しいことに意欲的に向き合います。新年の初回訪問はご利用者と「今年もよろしくお願いいたします」と元気に始めています!
訪問リハ 市瀬
実を言うと、この記事は私が目にとめたものではなく、別の利用者から情報を受けました。掲載記事の顔写真の頼もしい表情に、私自身「頑張らなきゃ」という気持ちにさせられました。さて、私の一年の計は「丁寧な生活をする」です。昨年は令和6年度介護報酬改定の対策で慌ただしい一年となってしまいました。当たり前のことですが、ペースを乱さず、今までのこと、新しいことに意欲的に向き合います。新年の初回訪問はご利用者と「今年もよろしくお願いいたします」と元気に始めています!
訪問リハ 市瀬

☆理学療法科 運動器勉強会☆|リハ部
2025-01-09
カテゴリ:リハ部
注目オススメ
12月18日(水)に、定例の運動器勉強会を開催しました。
今回のテーマは、「関節痛」についてです。
発表内容は、
① 尾崎PT
・高齢者の関節痛(膝関節痛に着目して)
・関節痛に対する評価
② 細木PT
・臨床推論について
・膝OAにおける痛みおよび痛みを発する組織について
③ 河津PT
・検索方法についての紹介(関節痛、arthralgia)
・関節痛と筋攣縮について
① 尾崎PT
関節痛は、非炎症性、炎症性、単発性、多発性に区別される。加齢に伴う関節痛は、関節可動域や筋力低下を併発し、過度な安静や不活動が痛みの悪化因子となる。また、これらが精神・心理機能の低下、閉じこもりの原因となり社会的フレイルに発展する。
② 細木PT
臨床推論は組織学的推論と力学的推論があり、組織または力学的負荷に対する治療に分けて行うプロセスとなる。膝OAの痛みを発している7つの組織は、膝蓋下脂肪体、滑膜、関節包、筋腱付着部、軟骨下骨、半月板、筋実質、神経原性に分類できる。
③ 河津PT
関節痛をキーワードとして、ライフサイエンス辞書(シソーラス)、Pub Med(Mesh)を使用しての論文検索について紹介した。関節痛の原因でもある、筋攣縮の生理的機序、筋ポンプ作用による発痛物質の排除について説明した。
今回、関節痛についての分類、加齢に伴う影響、臨床推論、論文検索、筋攣縮について発表されました。臨床での関節痛に対する理学療法に活かしていく所存です。
PT 河津
今回のテーマは、「関節痛」についてです。
発表内容は、
① 尾崎PT
・高齢者の関節痛(膝関節痛に着目して)
・関節痛に対する評価
② 細木PT
・臨床推論について
・膝OAにおける痛みおよび痛みを発する組織について
③ 河津PT
・検索方法についての紹介(関節痛、arthralgia)
・関節痛と筋攣縮について
① 尾崎PT
関節痛は、非炎症性、炎症性、単発性、多発性に区別される。加齢に伴う関節痛は、関節可動域や筋力低下を併発し、過度な安静や不活動が痛みの悪化因子となる。また、これらが精神・心理機能の低下、閉じこもりの原因となり社会的フレイルに発展する。
② 細木PT
臨床推論は組織学的推論と力学的推論があり、組織または力学的負荷に対する治療に分けて行うプロセスとなる。膝OAの痛みを発している7つの組織は、膝蓋下脂肪体、滑膜、関節包、筋腱付着部、軟骨下骨、半月板、筋実質、神経原性に分類できる。
③ 河津PT
関節痛をキーワードとして、ライフサイエンス辞書(シソーラス)、Pub Med(Mesh)を使用しての論文検索について紹介した。関節痛の原因でもある、筋攣縮の生理的機序、筋ポンプ作用による発痛物質の排除について説明した。
今回、関節痛についての分類、加齢に伴う影響、臨床推論、論文検索、筋攣縮について発表されました。臨床での関節痛に対する理学療法に活かしていく所存です。
PT 河津

訪問リハ道中記「夢中になれるもの」
2024-12-19
カテゴリ:訪問リハ
注目オススメ
先日TVで、若者の間では編み物ブームが到来していると放送されていました。
A様宅を訪問すると画用紙で作品作りに励まれていました。今はクリスマス飾り作りに没頭中です。物を作ることが好きで、出来上がったものを人に配り喜んでもらえることが楽しいとおっしゃっていました。また、B様は病気をきっかけに始めた絵手紙を再開され、壁いっぱいに作品が並んでいて、訪問のたびに心を動かされます。
私自身もご利用者のように熱心に取り組めることをみつけたいなと思っています。
何か始めるまでは躊躇してしまいがちですが、少しでも興味のあることや気になっていることはとりあえずやってみると夢中になれることがみつかるかもしれませんね。
今年も残すところあとわずか。皆様よいお年をお迎えください。
訪問リハ 緒方
A様宅を訪問すると画用紙で作品作りに励まれていました。今はクリスマス飾り作りに没頭中です。物を作ることが好きで、出来上がったものを人に配り喜んでもらえることが楽しいとおっしゃっていました。また、B様は病気をきっかけに始めた絵手紙を再開され、壁いっぱいに作品が並んでいて、訪問のたびに心を動かされます。
私自身もご利用者のように熱心に取り組めることをみつけたいなと思っています。
何か始めるまでは躊躇してしまいがちですが、少しでも興味のあることや気になっていることはとりあえずやってみると夢中になれることがみつかるかもしれませんね。
今年も残すところあとわずか。皆様よいお年をお迎えください。
訪問リハ 緒方

☆仕事と育児の両立セミナー☆|リハ部
2024-12-17
カテゴリ:リハ部
注目オススメ
今回、ワンダライフLLP 代表の林田香織先生に講師として来院して頂き「仕事と育児の両立セミナー」を開催しました。
本研修会は一般職員向けの「ライフキャリア視点で考える仕事と育児の両立セミナー」、役職者向けの「DEIB視点で考える多様な人が活躍できる職場創りのヒント」に分け受講しました。
一般職員向けでは男性の育児休暇も取得できるようになり、家庭の状況に応じて柔軟に取得できるようになったが「とりあえず使う」のではなく、先ず働き方を考えそれに応じて制度を活用し家事育児を分担する、つまり「必要に応じて活用すること」が留意点であるということでした。また、セミナーの中では現在子育て中の職員が登壇し1日のスケジュールに沿ってどのように家事、育児をお互いやりくりしているか実際に伺うことができ、それぞれの家庭で活かせるヒントになりました。
役職者向けでは育休取得のサポートとして現状の確認、意向の確認、制度の確認、予定の確認、カバーの確認をすること。また、成長を促す職場創りをするためには「めざしたい共通景色」を明確に言語化し、それに向けて何が提案できるのか、何が出来るのか、どんな工夫ができるのか、どう貢献できるのかを繰り返すことが必要であることを学びました。講演の他にグループ学習もあり当院の課題について分類分けを行いその対応について話し合いをしました。
本研修会は平成29年、令和2年に開催しており今回が3回目となりますが、育児に関する新たな制度、また育児を取り巻く職場環境や社会情勢の変化を感じ取ることが出来ました。育児をしながら就業の継続、成長へのサポート、キャリアアップなどを図れるように取り組んでいきたいと思います。
本研修会は一般職員向けの「ライフキャリア視点で考える仕事と育児の両立セミナー」、役職者向けの「DEIB視点で考える多様な人が活躍できる職場創りのヒント」に分け受講しました。
一般職員向けでは男性の育児休暇も取得できるようになり、家庭の状況に応じて柔軟に取得できるようになったが「とりあえず使う」のではなく、先ず働き方を考えそれに応じて制度を活用し家事育児を分担する、つまり「必要に応じて活用すること」が留意点であるということでした。また、セミナーの中では現在子育て中の職員が登壇し1日のスケジュールに沿ってどのように家事、育児をお互いやりくりしているか実際に伺うことができ、それぞれの家庭で活かせるヒントになりました。
役職者向けでは育休取得のサポートとして現状の確認、意向の確認、制度の確認、予定の確認、カバーの確認をすること。また、成長を促す職場創りをするためには「めざしたい共通景色」を明確に言語化し、それに向けて何が提案できるのか、何が出来るのか、どんな工夫ができるのか、どう貢献できるのかを繰り返すことが必要であることを学びました。講演の他にグループ学習もあり当院の課題について分類分けを行いその対応について話し合いをしました。
本研修会は平成29年、令和2年に開催しており今回が3回目となりますが、育児に関する新たな制度、また育児を取り巻く職場環境や社会情勢の変化を感じ取ることが出来ました。育児をしながら就業の継続、成長へのサポート、キャリアアップなどを図れるように取り組んでいきたいと思います。

☆理学療法科 運動器勉強会☆|リハ部
2024-12-12
カテゴリ:リハ部
注目オススメ
11月の運動器勉強会は、「慢性痛」をテーマに開催しました。
内容は、1.慢性痛について(PT:沖村)、2.慢性痛のガイドライン(PT:大倉)、3.慢性痛の理学療法(PT:宮本)でした。
慢性痛は、治療に要すると期待される期間の枠を超えて持続する痛みであり、抑うつや不安、ストレスなど心理的な影響が多く関わると言われています。慢性痛を改善するためには、疼痛の除去や減少だけではなく、運動をすることも重要です。
慢性痛に有効なリハビリテーションとして、慢性疼痛診療ガイドラインでは認知行動療法や有酸素運動が有効とされています。慢性痛を改善するためには、手軽にできるウォーキングやスイミング、ストレッチなどから体を動かすことを開始し、ストレスのない生活を送ることが重要であることを再認識しました。
患者様のよりよい生活や疼痛のない楽しい生活が獲得できるよう、今後も痛みについて学んでいければと思います。
内容は、1.慢性痛について(PT:沖村)、2.慢性痛のガイドライン(PT:大倉)、3.慢性痛の理学療法(PT:宮本)でした。
慢性痛は、治療に要すると期待される期間の枠を超えて持続する痛みであり、抑うつや不安、ストレスなど心理的な影響が多く関わると言われています。慢性痛を改善するためには、疼痛の除去や減少だけではなく、運動をすることも重要です。
慢性痛に有効なリハビリテーションとして、慢性疼痛診療ガイドラインでは認知行動療法や有酸素運動が有効とされています。慢性痛を改善するためには、手軽にできるウォーキングやスイミング、ストレッチなどから体を動かすことを開始し、ストレスのない生活を送ることが重要であることを再認識しました。
患者様のよりよい生活や疼痛のない楽しい生活が獲得できるよう、今後も痛みについて学んでいければと思います。

訪問リハ道中記「失敗とコミュニケーション」
2024-12-05
カテゴリ:訪問リハ
注目オススメ
いつものようにAMラジオを流していたら、肉乃小路ニクヨさんと黒川伊保子さんの声が耳にはいってきました。
肉乃小路:若い人たちからこの先のことが心配だと相談をよく受けるけど、この人たちは失敗しない生き方をしたいんだなと感じる。「そんなこと言ったって、この先何が起こるから分からないんだから、やりたいことをやったほうがいいんじゃない?」とアドバイスをいつもしています。
黒川:失敗はチャーミングよ。
失敗しないようにと気を張ることも多いなか、心の鎖がほどける感じがしました。
しかし、私たち医療従事者としての失敗は命取りになることもあります。ヒューマンエラーを防ぐ方法として二重確認をする事があげられますが、その為にはコミュニケーション能力を上げると良いと言われています。
人工知能研究者の黒川伊保子さんは、自由な時間に雑談をすることで心理的安全性の確保がなされ自己肯定感が向上し、ヒューマンエラーが減少そして発想力と生産性の向上につながると話されていました。
常日頃、雑談をしがちな私としては自己肯定感が上がりっぱなしになってしまいますが・・・。
今日から師走。
気持ちがせかせかしがちですがコミュニケーション能力を上げ、無事に年末を乗り切りましょう!
訪問リハ 蕗野
肉乃小路:若い人たちからこの先のことが心配だと相談をよく受けるけど、この人たちは失敗しない生き方をしたいんだなと感じる。「そんなこと言ったって、この先何が起こるから分からないんだから、やりたいことをやったほうがいいんじゃない?」とアドバイスをいつもしています。
黒川:失敗はチャーミングよ。
失敗しないようにと気を張ることも多いなか、心の鎖がほどける感じがしました。
しかし、私たち医療従事者としての失敗は命取りになることもあります。ヒューマンエラーを防ぐ方法として二重確認をする事があげられますが、その為にはコミュニケーション能力を上げると良いと言われています。
人工知能研究者の黒川伊保子さんは、自由な時間に雑談をすることで心理的安全性の確保がなされ自己肯定感が向上し、ヒューマンエラーが減少そして発想力と生産性の向上につながると話されていました。
常日頃、雑談をしがちな私としては自己肯定感が上がりっぱなしになってしまいますが・・・。
今日から師走。
気持ちがせかせかしがちですがコミュニケーション能力を上げ、無事に年末を乗り切りましょう!
訪問リハ 蕗野

訪問リハ道中記「遅めの秋を見つけに」
2024-11-26
カテゴリ:訪問リハ
注目オススメ
今年度より訪問リハに異動となりました、理学療法士の米川と申します。異動直後はご利用者様のご自宅への移動やご自宅でのリハビリに緊張していました。しかし、ご利用者様やスタッフが優しく接して下さるおかげで少しずつではありますが慣れてきました。ご自宅で過ごされているご利用者様の日常生活へのサポートやリハビリの大切さなど改めて学ぶことが多くやりがいを感じております。これからも宜しくお願い致します。
先日、「道の駅あそ望の郷くぎの」に実家の愛犬とドッグランがてらに行ってきました。コスモスやこの『まりも』のような植物が綺麗に咲き誇っていました。『まりも』に似た植物は≪コキア≫と言うそうです。紅葉シーズンが見頃の植物で丸くてふんわりした草姿と秋に赤く紅葉して暖かみを増す姿から花言葉は「夫婦円満」と言われているそうです。また、≪コキア≫は食材や箒の材料としても昔から使われており日々の恩恵を受けていたことから「恵まれた生活」という花言葉もあるそうです。花言葉も色々由来があって付けられている事を初めて知り素敵だなと感じました。今週から急に肌寒くなり紅葉が一気に進み、遅めの見頃となるようです。皆様も気候変動による体調変化に気を付けながら遅めの秋を探しに行かれるのもいいかもしれないですね。
先日、「道の駅あそ望の郷くぎの」に実家の愛犬とドッグランがてらに行ってきました。コスモスやこの『まりも』のような植物が綺麗に咲き誇っていました。『まりも』に似た植物は≪コキア≫と言うそうです。紅葉シーズンが見頃の植物で丸くてふんわりした草姿と秋に赤く紅葉して暖かみを増す姿から花言葉は「夫婦円満」と言われているそうです。また、≪コキア≫は食材や箒の材料としても昔から使われており日々の恩恵を受けていたことから「恵まれた生活」という花言葉もあるそうです。花言葉も色々由来があって付けられている事を初めて知り素敵だなと感じました。今週から急に肌寒くなり紅葉が一気に進み、遅めの見頃となるようです。皆様も気候変動による体調変化に気を付けながら遅めの秋を探しに行かれるのもいいかもしれないですね。

訪問リハ道中記「ヘルプカード」
2024-11-18
カテゴリ:訪問リハ
注目オススメ
今回訪問リハビリで公共交通機関利用の練習を行いました。
自宅⇔バス停まで・バス停⇔目的地まで安全な移動練習(信号機なし横断歩道の利用)
適切なバスの選択、バスカードを利用した乗車・降車、乗り過ごしなく降車できることを目的として介入しました。
対象となる方はヘルプカードを所持されていて気付いて頂ける位置に着用するよう促して練習を繰り返しました。
ヘルプカードは「外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができる」ことを目的に導入されました。
詳細は熊本県HPに記載されていますのでご参照ください。
今回ヘルプカードを提示しながら練習を行った時の周囲の印象は「なかなか気付かれない」というのが印象です。
8回バス乗車練習を行い、初めから座れたのが3回。途中から運良く座れたのが2回。気付かれずそのまま座ることなく降車したのが2回。席を譲って頂いたのは1回でした。
気付いてもらえたのは2回あり1回は譲って頂きました。もう1回は気付いた方も席を利用していなかったという結果でした。
もっともっと周知が必要と思い、今回紹介させて頂きました。
訪問リハ 高野 公寿
自宅⇔バス停まで・バス停⇔目的地まで安全な移動練習(信号機なし横断歩道の利用)
適切なバスの選択、バスカードを利用した乗車・降車、乗り過ごしなく降車できることを目的として介入しました。
対象となる方はヘルプカードを所持されていて気付いて頂ける位置に着用するよう促して練習を繰り返しました。
ヘルプカードは「外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができる」ことを目的に導入されました。
詳細は熊本県HPに記載されていますのでご参照ください。
今回ヘルプカードを提示しながら練習を行った時の周囲の印象は「なかなか気付かれない」というのが印象です。
8回バス乗車練習を行い、初めから座れたのが3回。途中から運良く座れたのが2回。気付かれずそのまま座ることなく降車したのが2回。席を譲って頂いたのは1回でした。
気付いてもらえたのは2回あり1回は譲って頂きました。もう1回は気付いた方も席を利用していなかったという結果でした。
もっともっと周知が必要と思い、今回紹介させて頂きました。
訪問リハ 高野 公寿

☆理学療法科 運動器勉強会☆|リハ部
2024-11-05
カテゴリ:リハ部
注目オススメ
9月の運動器勉強会:「膝OAに対する再生医療」
運動器勉強会を開催しました。テーマは「膝OAに対する再生医療」です。
運動器勉強会を開催しました。テーマは「膝OAに対する再生医療」です。
膝OAに対する再生医療(PT赤崎)
膝OAの再生医療は、当院で実施されている治療のひとつです。我々リハビリテーション部は、術前後の評価に関わらせてもらっています。今回の勉強会では、再生医療に関する生理学的な話や治療の方法などを具体的に説明しました。
膝OAの再生医療は、当院で実施されている治療のひとつです。我々リハビリテーション部は、術前後の評価に関わらせてもらっています。今回の勉強会では、再生医療に関する生理学的な話や治療の方法などを具体的に説明しました。

☆理学療法科 運動器勉強会☆|リハ部
2024-10-29
カテゴリ:リハ部
注目オススメ
7、8月の運動器勉強会:「歩行解析計(ORPHE、gait checker pro)」
運動器勉強会を開催しました。テーマは「歩行解析計」です。
① 歩行解析計「ORPHE」(PT橋本)
② 歩行解析計「Gait checker pro」(PT園田)
歩行解析計は、本年度よりリハ部へ導入された機器となります。用途はその名の通り、歩行を分析する機械となります。例えば歩幅や歩行速度、左右の動きの違いなどを、具体的に自分の歩行を可視化する事が出来ます。自分がどのように歩いているか、普段の生活の中で考えることは少ないと思います。それぞれ特徴が少しずつ異なる点があり、Gait checker proは腰部と両足にセンサーを着用して測定するため、腰部に関する重心の動きが分かります。
ORPHEは、両足のみセンサーを着用するため、腰部の重心に関しては情報を得ることが出来ませんが、各パラメータに一定の基準を設けてあるため、その基準に沿って本人の歩行を評価付けすることが出来ます(S,A,B,C,Dの5段階)。この機能は、Gait checker proには備わっておらず、数値の変化のみを提示するため、患者様への説明はORPHEに一理あるように思います。共通して言えることは、手軽に測定出来て簡潔に結果を示すことが出来ることが最大の特徴ではないでしょうか。
実際に研修会の内容の一部として、実技を加えました。その際、各人それぞれ使用感に対する反応は良く、新鮮な気持ちで自分のデータを確認されていたようです。
古川 繁
かと感じています。(理学療法士 岩下)
運動器勉強会を開催しました。テーマは「歩行解析計」です。
① 歩行解析計「ORPHE」(PT橋本)
② 歩行解析計「Gait checker pro」(PT園田)
歩行解析計は、本年度よりリハ部へ導入された機器となります。用途はその名の通り、歩行を分析する機械となります。例えば歩幅や歩行速度、左右の動きの違いなどを、具体的に自分の歩行を可視化する事が出来ます。自分がどのように歩いているか、普段の生活の中で考えることは少ないと思います。それぞれ特徴が少しずつ異なる点があり、Gait checker proは腰部と両足にセンサーを着用して測定するため、腰部に関する重心の動きが分かります。
ORPHEは、両足のみセンサーを着用するため、腰部の重心に関しては情報を得ることが出来ませんが、各パラメータに一定の基準を設けてあるため、その基準に沿って本人の歩行を評価付けすることが出来ます(S,A,B,C,Dの5段階)。この機能は、Gait checker proには備わっておらず、数値の変化のみを提示するため、患者様への説明はORPHEに一理あるように思います。共通して言えることは、手軽に測定出来て簡潔に結果を示すことが出来ることが最大の特徴ではないでしょうか。
実際に研修会の内容の一部として、実技を加えました。その際、各人それぞれ使用感に対する反応は良く、新鮮な気持ちで自分のデータを確認されていたようです。
古川 繁
かと感じています。(理学療法士 岩下)
